自然を愛して子どもは強くなる

栃木県/宇都宮市/さくら市/矢板市/塩谷町/バレーボールスクール/AVANZAR

代表コーチの中田です。

・教員免許所持(保体)
・アバンザールを立ち上げて2年目
・著書「バレーボール令和の教科書1年生」
・バレーボール指導歴10年
・1週間に1冊の読書量
・教育・バレーボール指導について20000時間以上を費やして研究・実践
・好きな食べ物はハンバーグ

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こんにちは!夏がきて衣替えの時期ですね。
先日、今年初めてのイチゴをいただきました。

やはりイチゴは夏に食べるのが美味しいですね!(古い考えでしょうか…)

かつて初夏の食べ物だったイチゴが、今やほとんど年中、いつでも食べられるようになりました。

夏は暑いからといって公営のプールに行ったり川に出かけたりして水遊びをしたものですが、エアコンが効いている部屋で過ごすのが一般的になってきました。それに、今は温水プールに冬でも入ることができます。

食べ物にしろ、遊びにしろ、四季のメリハリが感じられなくなってきました。

旬の味、旬の遊び

日本には四季という季節の変化があります。

変化があるからこそ、変化に合わせて工夫やアイデアが生まれていました。

  • その季節だからこそ生産できる、美味しい食べ物
  • 暑い季節には水遊び
  • 雪の降る季節には身体を動かして雪をかき集めてかまくら作り

しかし、その機会がどんどん少なくなってきています。

さらに、快適な空調設備で体感温度の変化も減ってきています。

そうすると、思考も身体も刺激不足。もちろん、子どもの健康的な生活にも大きく影響しています。

せっかく四季のある日本に住んでいるのですから、その季節にしか楽しめない旬な遊びを、子どもたちにはもっと楽しんでもらいたいと思っています。

たとえば。

秋にはたくさんの落ち葉から変わった形の葉っぱを探したり

冬には霜柱を踏んで感触を楽しんだり、氷でつるつる滑る場所を探したり、熱中症を気にせず全力で走れますし、太陽も夏ほどギラギラしていなくて、ポカポカと気持ちよくひなたぼっこができます。

雪が降れば、もちろん雪遊びです。

寒いからといって室内にこもるのではなく、寒いからこそ楽しめる遊びを探して、実践しましょう。

旬の遊びには、知恵が欠かせません。

そういう経験を通して、創造力が豊かに育っていくのです。

暑さ寒さに耐えられる身体づくり

季節の遊びを通して暑さ・寒さを体感することは、皮膚を鍛えるだけではなく、体温をコントロールする能力も高めます。

また自律神経が鍛えられ、免疫力や抵抗力も高まります。

近年のように暑い夏には、たくさん汗をかきます。
汗が出ているということは、どういうことでしょうか?

それは、身体が汗腺から熱を逃がし、体温調節をしているということです。

寒い冬には、体温を調整するために身体を震わせたり鳥肌を立てたりします。

幅広い温度差を経験するほど、身体機能は向上する、と言えます。

冬の感染症を気にして外に出ないようにすると、かえって室内で過ごすことばかりになってしまいます。
それはそれで、免疫力の低下が心配です。

夏の熱中症は、こまめな対処で防ぐことができます。

少し考えれば、夏も冬も外遊びをすることはできるのです。

たしかに、室内あそびの方が、大人はラクですよ。準備いらないですから。
しかし、大人の「ラク」は子どもの「楽しい」と反比例すると言っても過言ではありません。

外遊びで自然を感じよう

旬の遊びは、身体を鍛え、心を刺激します。

旬の遊びにより、子供は自然の大切さを学ぶことができます。

季節感の少ない現代の環境で、わたしたち大人のもつ自然への愛や感謝の心を、子どもが自然ともつことができるでしょうか?

将来、自然を大切に感じられる心豊かな大人になれるかどうかは、旬の遊びの経験の有無にかかっています。

美味しい旬のものを食べ、旬の遊びで身体を動かす。

それは子どもにとって、かけがえのない資産になることでしょう。

自由気ままで集中力が続かない…
すぐに友達とおしゃべり、八つ当たり…
習い事が続かない…
家でゲームばかりしている…
練習中にいつもふざけている…

そんな生徒にも、急に
学びのスイッチが入る瞬間があります。