栃木県/バレーボールスクール/AVANZAR
代表 中田です。
もしあなたがお子さんに対して
- 集中力が続くようになってほしい
- 努力するようになってほしい
- 目標に向かって頑張ってほしい
こんなことをお考えでしたら、ぜひこの記事を読んでください。
私は普段、アバンザールVCだけでなく
外部のチームに出張レッスンを行っています。
月に数回レッスンさせていただくだけですが…
活動のたびにイベントが起こります。
ミニゲームのルールがきちんと決まっていなくて困ったり
練習がうまくいかなくて泣き出してしまったり
「お腹すいた」といって動かなくなってしまったり…(笑)
そんな中ですが
定期的に指導している小学生チームで、とあるドラマが生まれましたので
ご紹介したいと思います。
とにかく動きたい、自由な低学年の男の子
低学年はとにかく自由な子が多いです。
ボールが来ても知らんぷり、
かと思えば飛んできた虫に夢中、
練習中に自作のダンスを踊りだす(笑)
私は怒らずに見守っています。
小学校低学年はそんなもんです。
よく学校で45分の授業を受けているなと思います。
今回ドラマを生んだ主人公もその日
「おなかすいた~」
と言ってミニゲーム中に座りこんでいました。
名前を仮にA君としましょう。
A君に聞くと時間がなくて夕飯を食べずに来てしまい
エネルギー切れだったそうです。
突然芽生えた向上心
そんな彼ですので、練習ゲームでも
プレイがうまくいかない
うまくいっている友達に八つ当たり…
完全におへそがまがってしまっていました。
それでもサーブの順番は回ってきますから
「はやく~」
なんて言われながら渋々サーブを打ちます。
身体は小さく、サーブも前の方から打たせてもらいますが
一度も相手コートまで届いたためしがありません。
半分ふざけながら
「え~い」
と…なんということでしょう
サーブ相手コートに入ってしまったのです。
その場にいた誰もがそんなこと予想していませんから
なんとサービスエースをとってしまいました。
1つの「できた!」で歯車が回りだす
本人は喉が裂けるほどの大はしゃぎ。
なんなら相手コートからも拍手。
わたしも
「今日は気持ちよく寝れるね~!」
なんて言ったりして…
とにかくみんなでお祭りモードに。
そんなこんなで練習が終わり
今日も頑張ったね~なんて話していると
すごい勢いでその子が駆け寄ってきました。
「ちょっとサーブ打ってから帰ってもいいですか!!」
一度もそんなこと言ったことのない子だったので
その場にいたお母さんもびっくり。
せっかくだから、と
気が済むまで打たせてあげました。
まあ、5本も打ったら満足して帰ったんですけどね(笑)
これがきっかけになったのか
A君は別人になったようにサーブ練習に熱心に取り組み
学校の勉強にも(少しだけ)前向きに取り組むようになったとか。
一本のサーブで彼の歯車が回りだしたのです。
スポーツには人間を動かす力があることを改めて感じる一件でした。
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