【指導者必見】親やコーチは教えすぎてはいけない。

こんにちは。
栃木県さくら市で活動中のバレーボールスクール
AVANZARです。

新型コロナウイルス感染症もしばらく
落ち着きそうにないですが、

過度の自粛傾向による体力低下の不安もあります。

無理のない範囲でスポーツに取り組むのが
最適解になりつつありますね。

ところで、日本のスポーツ選手の特徴ですが
世界的に見て「技術力が高い」です。

個々のテクニックのレベルは高く、
バレーボール界でも「回転レシーブ」「一人時間差攻撃」など

たびたび話題になってきましたよね。

そんな日本ですが、満足いく結果を出せているかというと
そうとは限りません。

コーチングの視点になりますが、

日本の親やコーチは選手育成の際に
「教えすぎ」になりがちです。

手取り足取り教えるのが望ましい場面もありますが、
いつもそうとは限りません。

その理由を説明します。

経験が違う・常識が違う・感覚が違う

指導者とプレイヤーとではもちろん、
親と子でさえも、もっている背景が違います。

年齢が違います。
育った環境もまったく同じではないですよね。
価値観も違うことがほとんど。
運動の感覚ももちろん十人十色です。

指導現場にいると、
この前提を忘れてしまいがちです。

そのため、
「~もできないのか」
「なんでできないんだ」
「今のプレーは~だろ」
といった言葉が出てきます。

これらすべて上からの押しつけであって、
たまたまうまくハマるプレイヤーにしか伝わりません。

ハマらないプレイヤーにとっては…
どうなると思いますか?

押しつけのコミュニケーションは逆効果

自分の経験を上から押しつけるコミュニケーションは
多くのプレイヤーを混乱させ、
意欲を奪いとります。

一人一人に合ったプレイスタイルがあるのですから、
一人一人に合ったアプローチ(練習・声かけ)があるのは当然です。

プレイヤーにとって合わないことを
半ば無理やりやらされる。
時間の無駄ですね。

そして、できないと怒られる。
ただ精神をすり減らすだけです。

そりゃあ、嫌になりますよね(^^;

少し前までは
「血の汗流せ、涙を拭くな」の時代でしたから
そういう指導がまかり通っていたのかもしれません。

ですが、科学の発達している現代では
合理的なコーチングとは言えません。

現に、指導者から過度な指示を受けて育ったプレイヤーは、

他人の顔色を気にしながら(恐る恐る)プレイする傾向があります。
心当たりはありませんか?

主体的に楽しめること。
そして、それを許容できる環境。
スポーツ現場にはそれが必要と感じています。

そういう環境には、指導者の寛容性が必須。
自分の経験だけに頼った指導では、
余裕は生まれません。

信頼できる指導者は、常に実践と研究を重ねています。

そういった指導者に出会えるかどうかで
大げさではなく人生変わりますよ。

「余計な一言」は存在する

ここは、私のこれまでの反省も含めて書きます。

コーチが何気なく放った一言が
なんとなくずっと頭に引っかかっている…

そんな経験はありませんか?

人間は無意識に、耳から入った情報を
頭に巡らせてしまいます。

例えば、
実際の試合を想定した練習の場面で
フォームを指摘されると…どうでしょうか。

プレイヤーはフォームのことばかり気にしてしまって、
肝心の試合に意識がはたらかない状況に陥ります。

指導している側は「ただ気になったから言ってみた」感覚なのですが、
実はそれが罪なんですよね。

プレイヤーの成長をストレートに妨げます。

コーチや親など、指導の立場にいる方は

「何を伝えるか」も大切ですが、同じくらい
「何を伝えないか」も決めておくのも大切

だと確信しています。

まとめ

ただダメダメと怒鳴っているだけの指導は
指導とは呼べません。

技術指導なんか特に指導者のこだわりがあって
いろいろ言いたくなる気持ちも分かりますが、

大切なのは目の前のプレイヤーに合っていることですよね。

それはスポーツのコーチもそうですし、
親や兄弟などの身内にも言えるのではないでしょうか。

小学生や中学生のお子さんをスクールに入れる際には、
指導風景など見学させていただくのがよろしいかと思います。

当スクールはいつでも見学大歓迎ですので
気軽にお問い合わせくださいね(^^)/

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