バレーボール部とバレーボールクラブのかけもち、その良し悪し

栃木県/バレーボールスクール/AVANZAR
代表の中田です。

 

わたし(の子ども)は今、学校の部活に入って友達とわいわいやっているけど
クラブチームの指導も専門的そうで気になるなあ。

 

本記事では、そんなあなたに向けて
部活とクラブチームのどちらにも所属することのメリットと、所属の際の注意点をお伝えします。

また、よくある質問についても簡単に回答していきたいと思いますので、参考までに。

学校現場での経験も長いわたしが教職経験も踏まえてぶっちゃけた話をします。

現実を受け入れる覚悟はいいですか?覚悟ができたら、読み進めてください。

当たり前ですが、かけもち可能なクラブチームを検討している前提で書いていきます。

(かけもち不可なところもありますからね。)

本記事の信頼性

・教育学部を卒業後、教育学研究科にて教育実践について学ぶ
・保体の教員免許所持(専門分野はバレーボール戦術)
・学校現場で800人以上の生徒を指導
・2年間学級担任を経験
・クラスアンケートにて8割以上が「人間として成長できた」と回答

子ども達の人間力を高めるために、専門のバレーボール指導を生かそうと
スクールを立ち上げた元教員が執筆しています。

部活・クラブの両方に所属するメリット

いつもと違う環境で活動できる

当たり前ですが、部活動とクラブチームとでは構成メンバーが大きく異なります。

メンバーが違えば練習の質も違うし
人間関係も変わってきますね。

部活動では先輩が怖くて自分をさらけ出せない子が
クラブチームの自由な雰囲気ではのびのびしていたり…

そんな光景も見られます。

部活の人間関係がうまくいかないときにクラブチームの活動に参加することで
もやもやした気持ちを一旦リセットできたという事例もあります。

多くのチームに所属していると、単純に関わる人の量が増えるので
人間関係を調整する力も身に付きますね。

参考までに、部活動は(ほぼ)無料で所属できるため、メンバーの意欲もまちまちだったりします。

対してクラブチームは会費を払って参加するため
保護者・生徒ともに意欲が高い家庭が集まってきます。

多くの指導者からレッスンやアドバイスを受けられる

指導者によって違う観点で生徒を見るので、違うアドバイスを受けることが多いです。

また、生徒の課題に対するアプローチの仕方も指導者によって違いがあります。

いろいろな学びを得られるので、上達も早くなりますよ。

クラブチームでは専門性の高い指導を安定して受けられる

学校の先生には異動があります。

熱心な先生が異動しちゃって、バレーボール経験のない先生が顧問になっちゃった!

なんてことも。

指導者が変わるのはいい面もありますが、安定感はあまりないですね。

生徒からしても、慣れた先生に教わるほうが競技に集中できそうです。

その点、クラブチームなら異動はもちろんないです。

指導者は専門性を生かしてそのクラブに携わっていることでしょう。

指導者が増えたとしても、指導方針は共有するので安定した指導が受けられます。

「クラブチームで指導を受け、部活動の時間に練習をして次のクラブ活動の際にまた見てもらう」

といったこともできますね。

仲間が増える

同じスポーツを志す仲間が増えることは嬉しいことです。

わたし自身、学生時代のバレー仲間とは大人になった今でも交流がありますし

バレーボールの研究会などで知り合った人とはこまめに情報交換をしています。

ふとした話題も無限に湧いてきますね。例えばバレーボールだと、

  • ポジションの話
  • プレースタイルの話
  • 使っているシューズの話
  • バレーボールを始めたきっかけ

など。

仲間が多くいて困ることはありませんから、きっと人生楽しくなりますよ。

両方に所属する際に気を付けること

指導の方針が全く違う可能性がある

多くの観点から指導を受けるのはたくさんの気づきが得られていいのですが
反面、マイナスにはたらくこともあります。

部活では「とにかく足を動かせ!」
クラブでは「上半身の動きが甘い!」

よくある話です。
そして、どちらも間違ってはいないことが多く厄介です。

生徒がうまく取捨選択できればいいのですが
まったく逆の指導で混乱してしまうことも…

  • どの方法がうまくいきやすいのか
  • 指導の根拠として納得できるか

スポーツでは、こういったことを自分の力で考えることが上達につながります。

素直な生徒ほど混乱しがちです。注意しましょう。

部活で試合に出してもらえないことも

部活動の顧問の中には、クラブチームのことをよく思わない方もいます。

そりゃ、学校からしてみたら

部活動は教育活動
クラブチームはあくまで個人的な遊び

ですからね。

だから
「クラブチームに通っているやつなんて、出さない」
という顧問がいてもおかしくありません。

その辺の理解には学校差・個人差があるように感じます。
機会をみて、確認しておくといいです。

また、バレーボールなどの団体スポーツでは
一緒に活動する時間が単純に多いほうが意思疎通しやすくて喜ばれます。

試合に出たとして、

「ちょくちょく部活休むくせに、たまに来て活躍しやがって(ーー;)」

みたいな感じに思われることもあるかもしれません。

その辺はあらかじめ周りの人に家庭の方針や部活動での扱いについて共有し、
理解してもらうと過ごしやすくなりますね。

時間調整に気を遣う

よくある悩みです。

「今度の土曜日、部活の練習試合とクラブの練習試合がかぶっちゃった!どうしよう!」

「クラブチームに入りたいんだけど、平日は部活を少し早く上がらないとクラブに間に合わない。分かってもらえるかなあ。」

部活とクラブの両立を考えた場合、こういったケースも出てきます。

シンプルな解決策としては、

  • 部活を優先、クラブは可能な範囲で
  • クラブを優先、部活は行けるときに
  • 基本は部活優先、土日だけはクラブ優先

など、ある程度の方針を固めてあらかじめ周囲に言っておくと
調整も円滑に進むのでおすすめです。

大事な試合前はそちらを優先、などの例外も伝えておくと楽かもしれませんね。

よくある質問

学校の部活に所属するよう言われている…

小規模の学校などでは、大会出場人数の確保のため
部活動に原則所属することとしているところもあります。

もしあなたがそういう学校に通っていてクラブチームでも活動したい場合、以下のような選択ができます。

例1:活動の少ない文化部に入り、クラブチームの活動の日は部活を休む

クラブチーム一本で活動したい場合、このような形をとるお子さんも多いです。

例2:運動部に入るが、クラブチームの活動の日は休んだり早上がりしたりする

クラブチーム優先で、部活にも参加するパターンですね。
陸上部など、個人種目であれば比較的やりやすいのではないでしょうか。

例3:バレーボール部に入部し、クラブチームの活動にできる範囲で参加する

あくまで部活が第一で、うまくなるためにクラブチームを活用するパターン。

いずれにせよ、部活の顧問と相談して理解しておいてもらった方がいいです!

ちなみに、部活に支障なく活動できるなら申告の必要はありません。

クラブチームでやっていると、部活の試合に出られない?

制度上の問題ということでしたら、大会の規定によります。

選手登録の必要な公式試合などでは、出られない可能性があります。

二重登録は認められないケースが多いので
部活動かクラブの方か、どちらかを選択する形になるんですね。

ここで、指導者によってはトラブルになるので
きちんと理解してもらうよう気を付けてください(^^;

「せっかく育てたのに登録しないんか!」
とか言ってくる指導者もいますからね…
その辺は、体験期間に確認しておくといいですね。

うちは本人の意思を尊重するスタンスです。
選手登録については自由。

バレーのクラブで活動したいなら部活もバレー部がいい?

そんなことはないです。

かえって他競技の運動経験があった方が
バレーボールも上達したりしますからね。

うちにも
週1回のバレーボール活動でメキメキ上達していく生徒がゴロゴロいます。

少ない活動でも熱中できていれば
「もっとやりたい!」と、

家に帰ってからも自然と自主練習してくれていますね。

ちなみに何事もそうですが

「仕方なくやらされている状態」だと意味ないですね。

逆にスポーツに魅力を感じて熱中できると自然と練習も充実して、結果上達します。

まとめ

部活動とクラブチームについて、

  • 両方に所属するメリット
  • 両方に所属する際の注意点
  • よくある質問

以上についてお伝えしました。

今回は部活とクラブの両立を前提として話してきましたが、

もちろんどちらかだけに一本化する選択肢もあります。

結局、あなたのスタイルに合わせて決定するのが一番です。

詳しくはお問い合わせください

うちには部活と両立してバレーボールに取り組んでいる生徒が多くいます。

一か月は無料ですから
ぜひ無料体験に来て、肌で感じてみてください。
クラブ生に話を聞いてみてもいいかもしれませんね。

お問い合わせの際には
【@avanzarvc.com】からのメールを受信できるよう
設定をお願いいたします。

スクールのことが少しでも気になったら
お問い合わせいただいた上で体験にいらしてください!