栃木県/バレーボールスクール/AVANZAR
代表コーチの中田です。
・アバンザールを立ち上げて2年目
・著書「バレーボール令和の教科書1年生」
・バレーボール指導歴10年
・1週間に1冊の読書量
・教育・バレーボール指導について20000時間以上を費やして研究・実践
来年度から中学生のバレーボール指導をすることになりました。右も左も分からない状態で途方に暮れています。
練習方法など、基本的なもので結構ですので教えていただけると幸いです。
ある中学校のバレーボール部の顧問の先生から問い合わせをいただきました。
似たような悩みとして、親目線での問い合わせもよくいただきます。
娘が先月からバレーボールを始めました。チームメイトは長くバレーボールをしてきているので、なんとか技術で追いつけないかと悩んでいます。休みの日にボールを一緒に触ってはいますが、これで上手くなるのか不安で…何か良い練習などはありますか?
この記事では、バレーボールの基本的な練習方法をご紹介します。
チームの練習メニューを考えたり、おうちでボールを使って自主練習したりする際に参考にしてください。
練習の種類
バレーボールの練習にはいくつかの有効な方法があります。
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フォーメーションの練習:選手たちが正しいフォーメーションをキープできるようにトレーニングすることが重要です。
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パスの練習:パスは、バレーボールの最も基本的な要素です。パスの練習は、チームのパフォーマンス向上に大きく役立ちます。
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スパイクの練習:スパイクは、バレーボールの攻撃の中で最も重要な技術です。練習では、正しいフォームとタイミングを確立することが重要です。
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セットの練習:セットは、効果的な攻撃のために必要不可欠です。練習では、効率良いセット方法を身に付け、コントロールを向上させることが重要です。
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サーブの練習:サーブは、バレーボールのディフェンスの中で最も重要な技術です。練習では、正確なフォームとタイミングを確立することが重要です。
練習を継続することで、スキルを向上させ、個人・チーム全体のパフォーマンスを向上させることができます。
1.フォーメーションの練習
正しいフォーメーションは、チームのパフォーマンスにとって非常に重要です。
練習では、プレイヤーたちが正しいフォーメーションをキープすることを繰り返し練習することが大切です。
特に、ブロックとディフェンスのフォーメーションの練習が重要です。以下に簡単な例を紹介します。
- 4-2システム
セッターをコート内に2人用意します。チームのレベルが低いうちに採用されやすいシステムです。
- 6-2システム
いわゆるツーセッターというものです。
4-2システムを後衛のセッターだけで回すことで前衛3人がアタックに参加できるようになります。
- 5-1システム
4-2システムと6-2システムを合わせたものです。
セッターが前衛にいるときには4-2のフォーメーション、後衛にいるときには6-2のフォーメーションを採用します。
2.パスの練習
パスの練習は、チームのパフォーマンスを向上させる上で非常に重要です。
練習では、プレイヤーたちが正確なパスを行うようにトレーニングすることが大切です。
これには、短いパスの練習から長いパスの練習まで様々な種類のパスの練習を行うことが大切です。
- 目標を設けた練習
ある目標に向かってパスをする練習を行いましょう。
例えば、隣の人にパスをする・ボールカゴに入るようにパスをする、といった具合です。
これにより、パスの方向づけやスピード調整などが向上します。
- 受け手が移動する練習
仲間とパスをする際に、受け手が移動する練習を行いましょう。これにより、パスのタイミングや距離などが把握できます。
これらの練習を繰り返し行うことで、正確かつスムーズなパスができるようになります。
また、練習する際にはコミュニケーションを取りながら、仲間と一緒に練習することが大切です。
3.スパイクの練習
スパイクは、攻撃で最も重要な技術の1つです。正確かつ力強いスパイクをすることで、チームの攻撃力が向上します。
練習では、正しいフォームとタイミングを確立することが重要です。
これには、フロントからのスパイク、バックからのスパイク、クロスコースのスパイク、ストレートコースのスパイクなど様々なタイプのスパイクの練習を行うことが大切です。
以下が、スパイクの練習についての一般的な方法です。
- 基本フォームの確認
スパイクをする前に、基本的なフォームを確認しましょう。身体の姿勢や動き方などが正しいことが大切です。
- 高さを意識した練習
スパイクする際には、ボールが落ちる高さを意識して練習しましょう。これにより、スパイクの高さが向上します。
- 立った状態でのスパイク練習
スパイクする前に、立った状態でのスパイクの練習を行いましょう。これにより、スパイクする力や技術が向上します。
- 投げてトスしてもらってのスパイク練習
仲間からボールを投げてトスしてもらっての練習を行いましょう。これにより、スパイクするタイミングや動き方などが向上します。
4.セット(トス)の練習
セットは、攻撃の前段階です。セットには、ボールを、詰まりないように弾くことが大切です。
練習では、セットの効率性と正確さを向上させることを目的とします。
これには、正しいセットアップのフォームとタイミングの確立、セットアップのためのパスの練習、セットとスパイクの組み合わせの練習などが含まれます。
以下が、セットの練習についての一般的な方法です。
- 基本フォームの確認
セットアップする前に、基本的なフォームを確認しましょう。身体の姿勢や動き方などが正しいことが大切です。
- 手元からのセットの練習
手元から始めて基本的なフォームを確認しましょう。
- 投げてパスしてもらってのセット練習
仲間からボールを投げてパスしてもらってセット練習を行いましょう。
これにより、セットアップするタイミングや動き方などが向上します。
- 詰まりなく弾く練習
セットの時にボールが詰まらないように弾くことを意識して練習しましょう。
これにより、正確なセットができるようになります。
5.サーブの練習
サーブは、バレーボールのディフェンスの中で最も重要な技術です。
練習では、正確なフォームとタイミングを確立することが大切です。
また、自分自身のポジションに応じたサーブのタイプの練習や、チームメイトとのコミュニケーションを取りながらのサーブの練習なども重要です。
以下がサーブの一般的な練習方法です。
- 基本フォームの確認
サーブする前に、基本的なフォームを確認しましょう。身体の姿勢や動き方などが正しいことが大切です。
- サーブトスの練習
サーブトスを正確に上げられるように練習しましょう。
サーブトスの安定は、サーブのパワーとコントロールを生み出します。
- 目標に向かってサーブ
サーブの距離は気にしなくて大丈夫です。
仲間に向かって打つ・壁のマークに向かって打つなど、目標を定めて練習していきましょう。
まとめ
これらは、効果的なバレーボールの練習の一部です。
また、個人的なフィジカルの向上やメンタルトレーニングなども重要です。
練習は常に進化し続け、常に自分自身を改善する意識が大切です。