「基本」について考える

※夏に書いた記事です。

こんばんは、中田です。
栃木県さくら市ではここ数日暑い日が続いて夏バテ気味です(^-^;

 

さて、先日中学生の女子バレー部のコーチングをしている時に、こんな一幕がありました。

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ディグ(スパイクのレシーブ)練習をしているときのことです。
以下、T=顧問、C=生徒

いつも上げられているレシーブが、なんだか今日はなかなか上がらない生徒。何本やってもうまく上がらず、息も上がって辛そうです。

T「ボールは体の正面で!」
C「ハイ!(;´Д`)」
その一言で生徒の意識も変わったようで、その後はいつも通りにレシーブを上げていました。
練習が終わった後には、顧問に挨拶をします。

C「ありがとうございました!」
T「練習のはじめは調子悪かったようだけど、ボールは正面で。いつでも基本を忘れずにね。」
C「ハイ!(^^)/」

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※一部脚色あり(笑)

 

終わった後の生徒の表情も良く、とても素晴らしい指導だな~と、見ていました。

 

それと同時に、こんなことを考えました。

 

 

基本基本というけれど、

バレーボールにおける基本って何だろう。

 

まだ自分の中でまとまっていない気もしますが、疑問に感じた時に、現段階で思っていることを記録に残しておきたいと思います。

 

 

上の一連のやりとりを見ている時に、
感動しながらもこんな思いが頭に浮かんできました。

(体の正面でとらえなくても、上がるときはあがるよなあ…)
(ていうか、体の側面でレシーブしなきゃいけない場面もある。)

 

大変失礼なやつですね。(‘Д’)

ただ、そんなことを思いながらも、「正面で」という指示には反論の余地はありません。

 

いわゆる「基本」というものは

 

指導者によって賛否両論ありますが、
バレーボール指導の現場で基本とされているものには、以下のようなものがあります。(網羅はとてもしきれません)

 

〇レシーブは、体の正面で
〇レシーブの瞬間には腕を振らない
〇オーバーハンドパスは、キャッチをして素早くリリース
〇サイドのスパイクは3歩助走、センター線のクイックは1歩助走
〇ブロックは、ネットタッチを防ぐために、ネットに正対した状態で跳ぶ。

 

 

こんなものを基本として大事にし、練習されている場面をよく見ます。
これらの基本の動きは、積極的に練習すべきですし、できて損をすることはありません。

ルールや戦術の変化とともに基本も変わるので、一概に全ての基本が正しいとは言い切れませんが。

 

やはり、基本は基本的に正しい。

 

一方で、気になることが。

 

 

基本にとらわれていないか。

 

自戒の意味も込めて書きますが、
指導の場面では、しばしば基本を大事にしすぎてしまいます。

基本を大事にしすぎて、本質を見失うことも。

 

試合の場面で、

全てのレシーブは体の正面でとらえられますか?
全てのブロックはネットに正対して跳べますか?

そうではないですよね。

 

正面でボールをとらえようとするあまり、無理にステップを踏んで面がブレていたのでは本末転倒です。

 

試合で使うための技術を練習によって獲得している

わたしたちは、このことを忘れないようにしたいものです。

 

試合で使うための技術だとしたら、体の正面でないところでボールをとらえてレシーブする練習もしなければいけませんし、ブロックの際にネットに正対していない状態で跳んで、空中で体勢を整える練習もしなければなりません。

もっと言えば、レシーブで手が届かない場面を想定して、足を使って上げる練習もしたほうがよい。冗談抜きでそう思います。

そういう意味で、ボールを足で扱うのを禁止している部活動を見ると、なんかもったいないな、と思ったりもします。個人的に。

 

 

色々と書いてきましたが、冒頭の一幕では顧問の先生と生徒との信頼のあるやりとりが見られて眼福でした。お見事!

 

我々指導者は、何のための基本なのかを忘れずに指導にあたりたいものです。ということで、今日のまとめとしたいと思います。

ではまた。再見。

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