栃木県/バレーボールスクール/アバンザール
代表コーチの中田です。
・アバンザールを立ち上げて2年目
・著書「バレーボール令和の教科書1年生」
・バレーボール指導歴10年
・1週間に1冊の読書量
・教育・バレーボール指導について20000時間以上を費やして研究・実践
一見すると関係ないように思われますが、整理整頓とバレーボールはすご〜く関係しているんです。
この記事では身のまわりの整理とバレーボールとの関係について話したいと思います。
強いチームは掃除が好き
自分のものは自分で管理するということです。
元日本代表監督の岡田武史氏が横浜F・マリノスの監督を務めた際、選手に対してまず求めたのが「美意識」でした。
- ロッカールームをキレイにする
- サンダル、スリッパをそろえる
- シューズをそのまま放っておかない
などの基本的な生活習慣です。
代表レベルのチームでもそんなことを徹底するなんて、意外ですよね。
岡田監督はその狙いについて、こう語りました。
自分の意識が高まれば、周りの意識も高くなる。
誰かが乱せば、それを許さない空気に変わる。
その美意識は、勝負に対する執着につながりました。
横浜F・マリノスは2003、2004年とリーグ2連覇を達成。身のまわりへの美意識が育てた執着心が、結果を生み出したのです。
そしてそれは、サッカーに限ったことではありません。
美意識が変わるとフォームが変わる
私が指導しているときに常に感じていることです。
- シューズをそろえる
- 他の利用者が体育館を使いやすいように整える
このあたりは普段から生徒に求めています。
フォームについては、例えばレシーブの場面で初心者の子にはよくこんな声かけをします。
- 今、一歩目が出しやすい構えだった?
- 面は整っていた?スッと出せた?
- 今どの方向に面を動かしたか、動画で確認してごらん。
生活面・技術面ともに細かいことを指導していると言われます。
分析力・修正力・胆力
- 何が原因なのか
- どう直したらいいのか
この視点が身に付いていれば、自分で分析して修正することができます。
やるべきことが分かっているので、落ち着いて対応することができます。
逆にこの視点がないと…ひたすらに練習するしかないんです。
で、たまたまうまくいったり、いかなかったりする。
だから「とにかく練習量」になってしまうんです。
(決して練習量が必要ないのではありません。時間をどう使うのかという問題です。)
掃除は心のトレーニング
掃除は一般的に好んでするものではありませんし、別にお駄賃やご褒美があるわけでもありません。
でも…掃除をするのに大きなエネルギーは必要ないです。
大きなエネルギーが必要だと続かないし、気持ちが重くなってしまいますよね。
掃除はそうじゃありません。面倒くさいことを積み上げてパワーにしていく、心のトレーニングなんです。
さあ、掃除しよう
全力で身の回りの整理整頓をすることで、些細な変化に気付くことができるようになります。
- すこし服が乱れているな。たたんでおこう。
- 部屋が散らかっているから、少し片付けて頭をスッキリさせよう。
- もっときれいにできるやり方はないかな。
こういった発想から、フォームもどんどんきれいにしていくことができてきます。
今すぐできますので、ぜひやってみてください!