こんにちは、中田です。
今日は知人の指導しているバレーボール部に1ヶ月ぶりにコーチングをしに行ってきました(コーチングってほどがっつりやってないけど)。
子どもって、1ヶ月見ないと見違えるほど上達しますね。プチ感動させていただきました。
さて、FIVBワールドカップがはじまり、日本もなかなか盛り上がっていますね。観戦がはかどるなあ。
昨日のロシア戦は負けてしまいましたが、日本も内容的には悪くなかったように思いました。これからどうなるかですね…
※この先少々ネガティブです(笑)
今に始まったことではないのですが、問題なのは、実はテレビ放送時の解説陣だと考えています。
現場に観戦に行かない人達はバレーが観たければテレビ放送やネット放送で視聴するわけになりますが、そこにはご丁寧に「実況・解説」というものがありますよね。
解説→視聴者(=観客)→プレイヤーへの野次
ハッキリ言います。日本のバレーボールは解説の質がすこぶる悪いです。
もちろん、解説者によりますが。
そもそも解説が何のために存在するかというと、そのスポーツの面白さを素人目線でも分かるように、バレーボールに携わっている人にも参考になるように解説して、観戦をより面白いものにするためです。決して選手一人一人の私生活を公表したり、勝ちたい気持ちがどうとか言うためではないと私は考えています。
「それさ、その辺のバレー好きおじさんでも言えるよ!?」とツッコミを入れたくなるような発言が頻出するので、テレビでの観戦の際は注意して聞いてみるといいかもしれません。
サッカーの解説や野球の解説陣が、戦術分析をしてくれたりチームの意図などを説明してくれたりしている放送を観るたびにその差を実感させられます。
注意しなければいけないのは、テレビ放送の解説者が言った言葉は、視聴者知識になり、本会場での野次になりうることです。
例えば。
あなたは、試合をみながらこんなことを思ったことはありませんか?
「サーブミス、ダメゼッタイ」
解説者もよく言っている言葉ですが、これ、時代にそぐわない発言です。
攻撃戦術の発展によりサーブは今やディフェンスの一部と考えられているので、ある程度のリスクを覚悟で攻めなければいけません。
観客とチーム
意外と話題にならない部分ですが、観客の雰囲気というのは、チームに伝わります。
果敢にサーブを攻めた選手に対して(はぁ~。)みたいなため息が聞こえるようでは、選手としても攻めるのをためらいますよね。
というわけで、昨日のロシア戦を観ながら、今後の日本のバレーボールのために「解説という立場で使ってほしくないワード」をメモしておりました(いやなやつ)。
メモを数えてみると、56個のワードがございましたが…
ここではベスト5に絞ってお伝えしたいと思います。
それでは、ベスト5の発表。
一気に発表しちゃいます。
5位
「高さで負けてる」
その差をどう埋めるかが大切なのに、それについては何もナシ。
4位
「魂がこめられた〇〇」
逆に「魂がこめられていない〇〇」を教えてほしい。
3位
「攻撃が読まれていた」
「読まれた」という表現が合うほどに相手の対応が早かった理由を伝えてほしい。けっこうドラマだから。
2位
「サーブミス、ダメゼッタイ」
その解説、ダメゼッタイ。
1位
「ヤマかけないと」
スポーツはギャンブルではない。
その他、「コンパクトなスイングをすればブロック完成前に打てる」「もっと速いトスを」などが候補に上がりましたが、惜しくもランク外。
どの言葉もレベルが高く、ランク付けに手間取りました…(笑)
ランクなんかつけなきゃよかった。
以上、今後への期待を込めて記事にしてみました。
石川のスパイクの選択肢の多さや、それを可能にするセットについても言及してほしい。あと、荒木のしつこいブロックなど、いいところは沢山ある。
全日本のプレーを真似して育つ子達のためにも、頑張ってほしい。
今夜も韓国戦がありますね。
しばらくは観戦がはかどるなあ。