こんにちは。今日は少しだけ、専門的な話をします。
昔、「アタックNO.1」というアニメがありました。ご存じですか?
(私はリアルタイムでは見ていません)
そのオープニング曲の歌詞の中に、こんなフレーズがありました。
♪ ~ レシーブ トス スパイク
ワントゥー ワントゥー アタック ~ ♪
あれ?なんか大切なプレーが抜けてる...
気付きましたか?
そうです。
【サーブ】【ブロック】が抜けていますね。
近代においては、この2つのプレーなくしてバレーボールを語ることは不可能、と言ってもよいほどです。
アタックNO.1の放映時期は1960年代ですから、戦術面では速攻が流行っていた時期なので、まだそこまでサーブ戦術やブロック戦術は一般化されていませんでしたので、仕方ないと言えば仕方ないのかもしれません。
近年の国際試合をみていると、サーブは攻撃戦術でもあり、守備戦術でもあるのが分かります。相手のチャンスになるサーブをしてしまうと、あっという間に点を決められ、サーブ権をとられてしまう。
チャンスサーブ=サーブミス
というのが一般的になりつつあります(まだ、「入れてけ!」という野次が飛び交っているあたり、なかなかファン層には浸透していないですが)。
逆に、強烈なサーブで相手の攻撃を絞ることができれば、こちらはブロックで充分に対応できます。
そんなわけで。
最近のバレーボールのトレンドを一言で表すと...
【サーブで攻めて、ブロックで仕留める】
これです。なかなか端折っている部分もありますが、大体の試合はこれで説明がつきます。
もちろん、「レシーブ、トス、スパイク」が必要ない、というわけではないですよ!
今日お伝えしたかったのは、
【攻撃の始まりはサーブ、守備の始まりもサーブ】
【相手のスパイクに対するファーストタッチはブロック】
ということでした。当たり前のようですが、この視点をもっていると、バレーボールを100倍楽しめるようになりますよ。
ではまた。再見!