レフト?ウイングスパイカー?アウトサイドヒッター?

今日は、バレーボールのポジションの違いについて書いていきたいと思います。

最近テレビで観戦しているときに、聞きなれない用語が出てくるようになってきました。今までと用語が変わっていて、実況や解説の話がよくわからない…ということはありませんか?

というわけで、今日は(今日も?)用語解説です!
バレーボールのプレイヤーや指導者だけでなく、試合観戦が好きな人もこれを知っていると今までの50倍くらいバレーボールを楽しめるかも!?

なぜ、ポジションにはいろんな呼び方がある?

テレビ放送を聞いていて、こんな名称を聞いたことはありませんか?

①レフト・センター・ライト
②ウイングスパイカー・アウトサイドヒッター・ミドルブロッカー・オポジット・スーパーエース・ユーティリティ・セッター・リベロ

たくさんありますね。これ、全部ポジションを表しています。

ちなみに…

レフト→主にコートのレフトサイドでプレーする選手
ウイングスパイカー→主にコートのレフトやライトでプレーする選手
アウトサイドヒッター→主にコートのレフトサイドでプレーする選手

何かおかしいと思いませんか?特に、レフトとアウトサイドヒッター。
どちらもレフトサイドでプレーする選手のことを指しているのに、異なる用語を使っています。わざわざ用語を使い分ける意味があるのでしょうか。

では、その違いは何なのか。

実は、「レフト」と「アウトサイドヒッター(OH)」には、明確な違いがあります。

ここから少しだけ歴史の話。

バレーボールというスポーツが広まってしばらくは、トスを大きく上げてアタッカーにボールを託し、アタッカーの力量をもって、マンツーマンでついたブロッカーと1対1の状況でスパイク、という戦い方が一般的でした。(それ以前の歴史もありますが、今回は割愛)

アタックのうまい人はどこに配置されると思いますか? 

人類の9割は右利きだと言います。利き腕、利き目、ともにです。

そこで、右目でボールを視ることのできるレフト側に、自然とアタックの得意な選手が配置されるわけです。

レフト=レフト側でプレーする、アタックの上手な、エース

というイメージがついていきました。

(話は逸れますが、レフトにボールをトスするためには、セッターはライト側から走ってくるのが理にかなっています。それが現代の「ライトセッター」の考え方にも引き継がれています。)

(もっと話がそれますが、現代のバレーではボールを「セット」する役割のポジションを「セッター」と呼びます。それに対して一昔前の、いわゆる「トス」を上げるのは「トサー」と呼ばれていました。詳しくはまた今度。)

現代バレーの進化、アタッカーの変化

ブロッカーとアタッカーの戦いに、変化が訪れます。

1枚のアタッカーに対して、ブロッカーが2枚つくようになりました。
この時点で数的に有利なのは、もちろんブロッカーです。

そうすると、アタッカー側はどうするか。アタックの枚数を増やし、ブロックの枚数を減らそうと考えます。

分かりやすい例が、時間差攻撃です。11(イチイチ=いわゆるAクイック)をおとりにしてブロッカーを跳ばせ、ブロッカーの枚数が減ったところで本アタッカーがアタックを決めます。

アタッカーはプレーの中でコート内の移動を行うようになったのです。レフトのプレーヤーも、センターのところまで切り込んで打つのですから。

まとめ:位置を表す用語、役割を表す用語

そうすると、元来の呼び方である「レフト」という呼び方は、選手のポジションを表すうえで無理のある表現になってくるわけです。
そこで出てきたのが、「ウイングスパイカーWS」や「アウトサイドヒッター(OH)」という呼び方です。これらの呼称は、プレイヤーのことを、位置ではなく、役割で表す用語です。

記事の冒頭で記述したポジションのうち、①は位置を表し、②は役割を表していますので、復習してみてくださいね。

今日はここまで。

いつも言いますが、用語は戦術の進化の中で変化していきます。
情報の更新をしないと、あっという間に浦島太郎状態(;^ω^)それくらい、現代バレーは急速に発展をとげています。

聞きなれない用語が使われていたら戦術が変わりつつあると考え、その上で試合観戦をすると視点が広がり、さらにバレーボールを楽しめますよ!では、再見。

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