あなただったら、ミスした子に対してどんな問い方をしますか?

①なぜ、ブロックに打ち込んだの?
②ブロックに打ち込んだとき、どんなことを考えていたの?

さあ、どちらに近い声かけをしますか?

結果

①を選択した場合

なぜ、ブロックに打ち込んだの?

この問いかけは、「なぜ?」と、理由を聞いています。ですが、ブロックに打ち込んだこと、それがミスにつながったことを責める響きももっています。

なんで打ち込んだんだ!

という感情的な言い方もこちらの選択肢に含まれますが、こういった声かけは選手に考えを聞いているようで、実は反語的に指導者の意見を押し付けることにもなりかねません。

なんで打ち込んだんだ!

すみません…

こんなやりとりに覚えはありませんか?
これじゃあ、会話になっていませんよね。

コミュニケーションの上で成り立つのがコーチングですから、明らかに良くなさそうです。

②を選択した場合

一方で、②の選択肢。

ブロックに打ち込んだとき、どんなことを考えていたの?

お気付きかもしれませんが、実はこの聞き方だと生徒の中にしか答えがないんです。
当然出てくる答えは生徒の正直な気持ちですから、そのとき考えていたことや、本当にやりたかったプレーを知ることが出来ます。

そうすると、コーチ側からも「じゃあ、どうしたら良かったと思う?」と、次に思考を深める声かけで会話を続けることができます。

ちょっとしたコミュニケーションが子ども達の人間力を育てる

上の②のようなコーチングのプロセスでは、生徒自身がミスの原因を自分で考え、ミスへの対策や、改善するための練習法まで追究することが出来ます。

生徒はミスをきっかけにして、自分を変えるチャンスを得たわけです。

生徒が上手くいっていない時こそコーチが寄り添い、コミュニケーションをとっていくのが後々良い影響を及ぼします。

そのためにも、常日頃の何気ないコミュニケーションを通して関係性を構築していくことを大切にしたいものですね。

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